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10. 自主保安推進のためのリスクアセスメント講習会

 事故の増加に歯止めがかからず、更に平成15年には日本を代表するような企業において火災・爆発等の重大災害が続発したことから、「消防審議会答申」においても事業者自らが危険性評価方法等の活用により潜在的危険要因を把握して適切な安全対策を実施する、いわゆる「自主保安対策」の取り組みが強く求められました。
 この自主保安対策推進の支援を目的とした講習会です。当協会の協力のもと事故事例データベースを基にして調査・分析された危険性評価方法(チェックリスト方式)が、(財)全国危険物安全協会において開発され、これらと当協会で開発した人的要因に係るチェックリストを活用します。
 本チェックリストは、製造所及び一般取扱所の予防規程に「危険物の製造工程又は設備等の変更に伴う危険要因の把握及び当該危険要因に関する対策に関すること」も定める場合の資料として十分に活用でき、また危険物のみならず危険要因を内在する多くの事業所にも適用出来るように工夫されていますので、幅広い産業分野に非常に有効です。
より有効な意見交換・評価が行われるように、平成20年度から演習時間を増やす等しています。
チェックリストは、「ソフト面を主体とした業種共通のチェックリスト」、「ハード面及びソフト面の業種固有のチェックリスト」及び人的要因に係るチェックリストです。
ソフト面を主体とした業種共通のチェックリスト
 経営トップの取り組み、保安管理体制、危険要因の把握等の重要なソフト面のチェック項目を網羅し、事業所が体系的且つ継続的に安全諸活動を行える構成としています。チェック項目等は事故事例データ解析の結果により重要度を定量化しています。
ハード面及びソフト面の業種固有のチェックリスト
 石油精製業、油槽所(業)、石油化学製品製造業、製鉄業(鉄鋼業)、ゴム製品製造業、合成樹脂製品製造業、廃棄物処理業、医薬品製造業、塗料・印刷インキ製造業に関して、事故事例の要因分析の結果等に基づき、事故の発生頻度・規模の大きい工程における設備安全対策等、同種事故の再発防止上重要なハード面及びソフト面のチェック項目を網羅しています。
(主観的なチェック項目合否判定のバラツキを平均化するために、3人以上で平行して使用することが望まれます。)

開催時期
開催場所
平成21年度は終了しました。
受講対象者
特に制限はありませんが、企業の保安担当責任者、保安担当者及び現場技術者
受講定員
各40名
受講料
30,000円(消費税込み)
 (危険物等事故関連技術情報の利用登録者は、20,000円)

 インターネットでのお申し込みは、上の表のご希望の会場のところをクリックしてください。

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